「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」の策定・実施について
このガイドラインは、結婚式に参列されるお客様及び従業員、結婚式に係わる関連スタッフ全員をコロナウイルス感染のリスクから守るために、当協議会で策定・実施していくものです。
なお、各項目の実施に際しては、「新しい生活様式」についても併せて参照いただくようお願いします。
1.結婚式場におけるリスク評価
結婚式は来場者が予め特定されていること、来場・利用時間が限定されている等の特徴がございますが、協議会では提供しているサービスの内容に応じて、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触感染と飛沫感染について、従業員やお客様の導線・接触等を考慮したリスク評価を行い、そのリスクに応じた対策を検討しております。
結婚式場において想定されるリスクは次の通りです。
「接触感染」
パブリックスペース:テーブル・椅子・エレベーターのボタン・トイレ等
披露宴会場等:ドアノブ・テーブル・椅子・電源スイッチ等
バックヤード:ドアノブ・エレベーターのボタン・お皿・シルバー等
「飛沫感染」
パブリックスペース:特定多数の参列者による混雑時の人と人との距離
披露宴会場等:換気の状況、席次表への配意、余興等大きな声を出す場面の把握、入場・退場 時の行列、混雑
■入場時:1)主賓 2)友人 3)親族 4)家族の順にご入場
■退場時:1)家族 2)親族 3)友人 4)主賓の順にご退場
2.感染防止対策
「共通」
- 新型コロナウイルス対策特別措置法に基づく感染拡大防止策を徹底。
- 従業員及び関連スタッフに対し基本的な感染症対策「感染源を絶つこと」「感染経路を絶つこと」「抵抗力を高めること」について徹底。
- 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある場合、同居家族や身近な知人に感染が疑われた場合、発熱や風邪の症状のある場合には、参列はご遠慮いただくよう、事前にご案内いたします。
なお、来場者全員に検温等を徹底し、37.5℃以上は来場を制限する場合もございます。 - 参列者の来場時間を予め把握し、感染防止のため、参列者が密にならないよう係員による誘導等を行います。
- 施設内複数個所(玄関、会場入口等)に手指の消毒液を設置し来館時に必ず消毒。
- 列席者の来場時には、マスク着用を求め、ロビー、控室、式場等においては、常にマスク着用。
- 従業員及び関連スタッフについてもマスクを着用。
- 施設内の換気を徹底。
- 施設内の消毒を徹底。
「挙式場」
- 参列者は、隣席と十分な間隔を開ける。
「披露宴会場」
- 披露宴会場は、出来るだけ広めの会場を手配し、席の間隔は、飛沫感染を防げる十分な間隔を開ける。
- 提供する料理は、個人盛りフルコースのみとし、大皿盛りなどのビュッフェスタイルは避ける。
- お酌、グラスの回し飲みは避ける。
- 使用するお皿・グラス・シルバー類は使用前の消毒、使用後の洗浄を徹底。
- テーブル、いす等は披露宴開始前に清拭消毒。
- 披露宴会場等ドアの開閉は、原則として従業員が手袋を着用のうえ行う。
- 余興を行う際は、列席者と十分な間隔を保つ。
- 大声を発する余興等については控えてもらう。
- マイクについては、使用の都度消毒又は差し替えを行う。
- 迎賓・送賓を行う場合は人が密集しないように係員による誘導を行う。
「十分な間隔」とは、1m以上、可能なら1m以上を目安とし、隣の席とは1席程度の間隔をあけることをいう。
「写真」
- 集合写真を撮影する場合は、直前までマスクを着用し、会話を控えていただく。
- スナップ写真を撮影する際は、密集となることのないポーズとする。
「ロビー・控室」
- テーブル、ソファー、ドアノブ、エレベーターのボタン等、不特定多数の者が触れる可能性のある個所に清拭消毒を実施。
- 他の結婚式列席者と重なることのないようなタイムスケジュール、動線に配意する。
- ロビー、控室等は、参列者が密になることないようレイアウトし、マスクを着用していただく。
「トイレ」
- 便器内は、通常の清掃を徹底する。
- ハンドドライヤーは止め、ペーパータオルを設置する。
- 手を洗う場所には液体せっけん、手指消毒剤を設置する。
「バックヤード」
- 一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにする。
- 休憩スペースは、常時換気することに努める。
- 共有する物品(テーブル、椅子等)は定期的に消毒する。
- 休憩スペース等を使用する場合は、入退室の前後に手洗い、手指消毒などをする。
「従業員」
- 従業員及び結婚式に係わる関連スタッフは、始業前及び実務開始前の検温、体調確認を徹底し、体調不良者と接することの無いよう配慮し、自宅で静養させる等の措置をとる。
- 従業員及び結婚式に係わるスタッフは、始業前及び実務開始前に手洗い、手指消毒を徹底する。
- ユニフォームについては、こまめに洗濯を行い、清潔に保つ。
「ゴミの廃棄」
- 鼻水、唾液などのごみは、ビニール袋に入れ密閉して縛る。
- ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用する。
- マスクや手袋を脱いだ後は、必ず手洗い手指消毒をする。
「その他」
- 美容室等、新郎新婦の体に直接触れる場合は、手洗いをこまめにするなどにより、接触感染対策を行う。
- 高齢者や持病のある方については、感染した場合の重症化リスクがたかいことから、サービス提供側においても、より慎重で徹底した対応を検討する。
- 万が一発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、身分証明書の提示、参列者名簿を管理する。
- 従業員が濃厚接触者となった場合は、14日間の「自宅待機」とする。
- 従業員が感染した場合、当該従業員の濃厚接触者を特定し、「自宅待機」とする。
- 対象の職場については、保健所と相談のうえ、速やかに消毒等の措置を行う。
- このガイドラインは、結婚式に係わるパートナー企業、納入事業者等にも説明し、準拠を求める。
- 営業再開にあたっては、新郎新婦に事前に十分な説明を行い、理解を求めたうえで、結婚式を実施する。
- フェア等のイベント開催にあたっては予め混雑しないように、日程、時間、人数を調整する。
※今後の各地域の感染状況を踏まえて、本ガイドラインは、随時見直していくこととしています。